坐骨神経痛とは
まず、坐骨神経とは腰のあたりから足のつま先まで
人体の中でもっとも長く、太い末梢神経のことをいいます。
この坐骨神経がなんらかの原因により圧迫されるなどの刺激を受けることで
足や下半身に痛みが出たり痺れ(しびれ)が出現します。(下イラストの赤丸部分)

ちなみに、坐骨神経痛は病名や疾患名ではなく症状のことを指すことが多いです!
主な症状としては
○腰やお尻の痛み
○腰から足にかけての痺れ(しびれ)
○電気が走るような痛み、痺れ
○腰から足にかけての張り感
○長い時間立つことがつらい
以上のようなものを感じることが多いです。
坐骨神経痛の原因
原因となる疾患は主に2つあり
○腰部椎間板ヘルニア
○腰部脊柱管狭窄症
この2つが主な原因となり
坐骨神経痛を引き起こします。
○ 腰部椎間板ヘルニア
背骨は椎体と呼ばれる細かい骨が
連なることで形成されており
その腰の部分を腰椎(ようつい)といいます。
椎体と椎体の間には
身体に受ける衝撃を和らげる役割のある
椎間板というものが存在します。
なんらかの原因で
椎体と椎体の隙間が狭くなり
椎間板が圧迫されることで押し出され
近くにある神経を圧迫することで
椎間板ヘルニアを引き起こします。
※同じような形で首の椎間板が圧迫される
頚部椎間板ヘルニアも存在します。

○ 腰部脊柱管狭窄症
背骨の中には脊髄(神経)が通る
管が通っておりそれを脊柱管といいます。
こちらもなんらかの影響を受け
背骨に負担がかかることで
脊柱管が狭くなり(狭窄され)
神経が圧迫されることで
腰部脊柱管狭窄症を引き起こします。

最近の研究では、たばこを吸っている方は
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症になりやすいとされています。
椎間板には血管がなく血流が乏しいため、まわりの骨からの血流で補っていますが
たばこに含まれるニコチンの影響で毛細血管が収縮され、血流が悪くなってしまいます。
これが椎間板変性を引き起こし、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症等の疾患になっていきます。
また、変形性腰椎症や腰椎分離症(腰椎すべり症)というものが原因でも
引き起こされる場合があります。
20代をピークに身体の筋肉は衰えます。
また、もっとも衰えるのが早いのが
腰から足にかけての下半身の筋肉だといわれています。
筋肉の衰えが坐骨神経痛を引き起こす場合もあります。
X線だけでは坐骨神経痛と診断することはできません!
詳しく検査する場合はMRIによる診断が必要となります。
坐骨神経痛以外の腰痛についてはこちらの記事で詳しく記載していますのでぜひお読みください。
西洋医学では
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症がある場合手術をし、改善することが可能です。
ですがそれ以外の原因の場合は電気療法や温熱療法、薬物療法(ブロック注射)などの
対症療法が一般的でこれらの疾患を治すことはできません。
しかし、手術をしても
それら疾患の原因を改善しているわけではないので
また再発したり、痛みや痺れが改善しない場合もあります。
かわさき整体院でできること
①神経アプローチ

①神経アプローチ
胃もたれなどの内臓の疲れがある方に
頭の付け根(頭蓋骨~第1頚椎、第2頚椎)をやさしく刺激して、交感神経と副交感神経のバランスを整えます。
2つの神経がバランスよく働くことで、内臓の働きや血流が改善され、目に見えにくい身体の負担をへらします。


頭~首から全身を調整


自律神経のバランスを整える


全身の血流や内臓機能が安定
②筋肉アプローチ

②筋肉アプローチ
いつも身体が重たい、あるいは夜に寝付けない方に
ストレスなどから交感神経が活発になり、ガチガチにかたまってしまった筋肉をゆっくりとほぐしていきます。
かたまった筋肉をほぐして、身体と心の緊張感をとりのぞき、リラックスした状態を作り出します。


全身の筋肉が興奮状態
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交感神経が活発に



体の緊張をとりのぞくための施術


自律神経が整い夜も眠れるように
③骨格アプローチ

③骨格アプローチ
気がつけば猫背になってしまう方に
骨盤部分に特殊なブロックを使用して、全身の骨格バランスを調整。脳脊髄液の流れを整えて、自律神経のバランスを本来の状態にちかづけます。



全身の骨格を調整


脳脊髄液の循環をを整える


姿勢が整い身体への負担が少なくなる
しっかりと原因となる部位を検査し
筋肉や関節にアプローチすることで症状の改善を図ります。
定期的なメンテナンスは必要ですが
月に1~2回程度の施術で充分改善します。
また、ソフトカイロを使用した施術は
みなさまの身体に負担の少ない施術です。
痛みや痺れが強くても、施術をして悪化することは決してありません。
気になる方は、ぜひ一度
かわさき整体院へご相談ください!