生理痛やPMS(月経前症候群)

もくじ

生理痛の原因やメカニズム

生理痛やPMS(月経前症候群)はほとんどの女性が
感じたことがある症状ではないでしょうか?

痛みがひどくて仕事や家事がつらい、動けない」
「薬(ロキソニンなどの痛み止め)でなんとかしている」

という方をたくさん見てきました。

月経痛を有する人は女性の約80%
そのなかで日常生活に支障が出る方が約85%~90%
仕事や学校などを休まないといけなくなる人は36%にものぼるそうです。

しかし、そのような現状や改善の方法をを男性はもちろんですが
女性のみなさまも知らない場合が多いです。

そもそも生理痛とは排卵とともに着床のための準備として
厚くなった子宮内膜が不要になり剥がれ落ち血液と一緒に体外に排出されます。
(これを生理といいます)

この血液を押し出すために「プロスタグランジン」というホルモンが産生されますが
このホルモンが必要以上に分泌されることで子宮が強く収縮されてしまいます。
(陣痛と似たような動きになります)

これが生理痛の原因とされています。

また、「ブラジキニン」というホルモンが産生され
ブラジキニン」には知覚神経を過敏にする作用があり
これを「プロスタグランジン」の作用が増強させることでより強い痛みを引き起こします。

さらにこの「プロスタグランジン」の一種には痛みを強める作用もあり
下腹部痛だけでなく、頭痛腰痛などさまざまな痛みの原因となってしまいます。

痛みの種類原因
鈍痛重たい痛みうっ血や循環不全
激痛耐(た)え難い強い痛み多くはプロスタグランジンによるもの

さらに生理痛を悪化させる要因があります。

○ 子宮の角度

膣から子宮に向けて真っすぐな形を皆さん想像しがちですが実は少し傾いています

多くの方はお腹側(前屈)に傾いていて、背中側(後屈)に傾いている場合もあります。

この角度が大きくなることが要因となり、痛みを悪化させるとも言われています。
産後に生理痛が悪化したり改善したりという話も聞いたことがあると思いますが
妊娠・出産を経て子宮の角度が変化することが要因と言われています。

○ 子宮の出口が狭い

若い女性や出産を経験していない女性に多くみられます。

子宮の出口が狭いため、血液がスムーズに排出されないため
排出の際に痛みを引き起こしてしまいます。

○ 冷えによる血行不良

ホルモンは血液により循環します。
身体(この場合はお腹や腰、骨盤周囲)の血液の流れが悪くなると
痛みを悪化
させてしまう「プロスタグランジン」も
骨盤内に滞ってしまい、痛みが強くなります。

さらに、生理中は生理前と比べ体温は低下しているため
「プロスタグランジン」の影響で血管が収縮し
血流が悪くなり身体が冷えやすい状態になっています。

○ 食事の影響

みなさん、ここは見落としがちなポイントかと思います。

甘いものが食べたくなってしまいますが
ケーキやチョコレートなどの砂糖が多く含まれている食品は
症状を悪化
させてしまいます。

また、お肉に含まれる脂肪分
「プロスタグランジン」の分泌を増加させるため
生理痛を悪化させる場合があります。
できるだけ赤身のお肉やレバーなどを選ぶようにしましょう!

チーズなどの乳製品や赤ワインなどの生理痛を悪化させる原因となるという研究もありますので
生理中や生理前は食事にも気を付けないといけません。

○ 身体的・精神的ストレス

ストレスはホルモンや自律神経のバランスを崩す原因となり
血流や体温の調節機能も低下するため痛みがひどくなる原因となります。

セルフケアの方法

生理痛やPMS症状がひどい方は
① 安静にする  ② 痛み止めを飲む  ③ 温める
この対処法を多くとられています。

では、実際にはどのようにするとセルフケアとして効果があるのか解説していきますね。

○ 血液を良くする(身体を温める)

これが一番簡単に取り組める内容です。
ということでまずは③はOKです!

夏場でも足首より少し上
三陰交とよばれるツボがあります)
までの長さの靴下を履くようにするといいですね!
(おしゃれしておでかけする時くらいは
 サンダルなど履いてもらっても大丈夫です(笑))

冬場であれば、生理前から腰やお腹などの骨盤周囲にカイロを貼り
温める方法もすごく良いですね!

また、軽い運動も血流量を促進することができますので
日常的に身体を動かすことも大事になってきます!

○ 食事内容を気を付ける

大豆製品に含まれる大豆イソフラボン
女性ホルモンに似た性質をもち
ホルモンバランスを安定させてくれる役割があります。

また、生姜は身体を温める効果がありますので
普段から意識的に摂取するといいですね!
(オススメはお味噌汁などの温かい飲み物に混ぜるとより良いです!)

○ ストレスをため込まないように

仕事をしていたり、普通に生活を送っていても
身体的・精神的ストレスはある程度仕方のないことです。

ですので、自分の好きなことをしたり
なにかストレスを発散できる方法を見つけることがおすすめです!

先ほど、食事で生理痛が悪化するとお伝えしましたが
ストレスを発散するためであればチョコレートやケーキなどの甘いものや
アルコール類など僕は問題ない
かと思います!

① 安静にする は痛みがあるときに運動しろ!というのも酷な話ですので・・・
定期的な運動を心がけていきたいですね。

定期的に運動を行い、骨盤内の血流量を上げることで生理痛が緩和されることが
さまざまな研究でわかっています。

② 痛み止めを飲む どうしても今日は学校や仕事に行かないといけない!
という日に対症療法としてはいいかもしれませんがあまりオススメはできませんね。

お薬を飲むと肝臓や胃など別の臓器への負担がかかることになってしまいますし
痛みが止まっているだけなので身体自体はそれほどいい状態ではないですので・・・

かわさき整体院でできること

神経アプローチ

神経アプローチ

胃もたれなどの内臓の疲れがある方に

頭の付け根(頭蓋骨~第1頚椎、第2頚椎)をやさしく刺激して、交感神経と副交感神経のバランスを整えます。
2つの神経がバランスよく働くことで、内臓の働きや血流が改善され、目に見えにくい身体の負担をへらします。

頭~首から全身を調整→自律神経のバランスを整える→全身の血流や内臓機能が安定

頭~首から全身を調整

自律神経のバランスを整える

全身の血流や内臓機能が安定

②筋肉アプローチ

②筋肉アプローチ

いつも身体が重たい、あるいは夜に寝付けない方に

ストレスなどから交感神経が活発になり、ガチガチにかたまってしまった筋肉をゆっくりとほぐしていきます。

かたまった筋肉をほぐして、身体と心の緊張感をとりのぞき、リラックスした状態を作り出します。

全身の筋肉が興奮状態=交感神経が活発に→体の緊張をとりのぞくための施術→自律神経が整い夜も眠れるように

全身の筋肉が興奮状態
||
交感神経が活発に

体の緊張をとりのぞくための施術

自律神経が整い夜も眠れるように

③骨格アプローチ

③骨格アプローチ

気がつけば猫背になってしまう方に

骨盤部分に特殊なブロックを使用して、全身の骨格バランスを調整。脳脊髄液の流れを整えて、自律神経のバランスを本来の状態にちかづけます。

全身の骨格を調整→脳脊髄液の循環をを整える→姿勢が整い身体への負担が少なくなる

全身の骨格を調整

脳脊髄液の循環をを整える

姿勢が整い身体への負担が少なくなる

身体のバランスを整え自律神経の調整を行うことで
血流を良くしたり、ホルモンバランスを調節することができます!

また、ソフトカイロやかわさき整体院の整体
骨盤周囲の筋肉や軟部組織に刺激を入れ、骨盤内の血流量を促進することで
生理痛やPMS症状が改善します!

男性の僕には相談しづらいかもしれませんが、悩んでいる方をたくさん見てきました。

また、最近ではフェムケアフェムテックと呼ばれ
女性特有のお悩みや症状に向けた商品やサービスも
多くみられるようになってきました。

長年、生理痛やPMS症状で悩んでいる方、薬が手放せない方はぜひ当院へご相談ください。
これを機にその症状を改善してみませんか?

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