手の痺れ(しびれ)

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手の痺れ(しびれ)の原因

手の痺れが出る原因となる疾患はいくつかあります。

○ 頸椎ヘルニア・頚部脊柱管狭窄症・頚椎症

これは頸椎(首)の骨になんらかの問題があり神経を圧迫し痛みや痺れを感じるものです。
(下部で詳細の説明をしています)

片側のみ痺れることが多いですが、稀に両側痺れが出現することもあります。

・頸椎ヘルニアは、頸椎の骨と骨の間にある椎間板が中を通っている
 頚髄(背中の神経)や神経根を圧迫、刺激することで発生します。

・頚部脊柱管狭窄症は、頚髄を脊柱管(背骨の中心のトンネル)が狭窄し、
 圧迫、刺激することで症状が発生します。

・頚椎症は、加齢や過度なストレスにより椎間板や脊柱管、椎間孔(神経の通り道)が
 圧迫されることで診断されます。
 これらによる症状は、頚椎症性脊髄症頚椎症性神経根症とよばれることがあります。

○ 胸郭出口症候群

上肢(腕)や肩甲帯(肩甲骨やろっ骨などを指します)の運動に関係する腕神経叢や鎖骨下動脈が
なんらかの原因で絞扼や圧迫され、痛みや痺れを引き起こします。

絞扼される部位により、呼び方が変わり
① 斜角筋症候群
② 肋鎖症候群
③ 小胸筋症候群(過外転症候群)
この3つを総称し胸郭出口症候群といわれています。

ほとんどの場合が片側の腕や手が痺れます。

デスクワークやスマートフォンの使用など
長時間同じ姿勢をして首や肩のまわり、背中に負担がかかることで
胸郭出口症候群を引き起こしてしまいます。

○ 手根管症候群・肘部管症候群

人差し指や中指が痺れる場合は手根管症候群と呼ばれ正中神経の障害が疑われます。
稀に、母指(親指)から薬指の親指側の手掌側(手のひら側)まで痺れることもあります。

小指や薬指の小指側が痺れる場合は肘部管症候群と呼ばれ尺骨神経の障害が疑われます。
これらはなんらかの原因で
手根管症候群であれば手首の神経や血管
肘部管症候群であれば肘の神経や血管が圧迫されることで発生します。

ほとんどの場合が片側に出現します。

手根管症候群の多くは中年以降の女性にみられ、更年期に女性ホルモンの分泌が低下することで
腱や関節に炎症が起きやすくなってしまい、症状を引き起こします。

その他、赤ちゃんを長時間抱っこするなど、負担がかかることでも起きてしまいます。

肘部管症候群は、スポーツでの負担や、重い荷物を持ち上げる作業が多い労働者にみられる疾患です。

○ 肩こり首こり

首や肩、背中の筋肉がこりかたまってしまうことで
神経を圧迫してしまったり、血流が悪くなることで痺れが出現することがあります。

首や肩のこりは先ほど説明したような、胸郭出口症候群
手根管症候群などにもつながってしまいますので注意が必要です!

自分で判断することは難しいですが
腕や手の痺れだけでなく、口や顔が痺れる場合は速やかに病院を受診しましょう。

脳腫瘍や脳血管障害、心筋梗塞などでも腕や手が痺れる場合があります。

西洋医学(病院)での対処法

多くは消炎鎮痛剤(痛み止め)の服用や湿布など対症療法保存療法が主なものとなります。

また、リハビリなどの運動療法で改善を図る場合もあります。

日常生活に支障が出ている場合は手術の適用となる場合があるみたいですが
頸椎ヘルニアや頚部脊柱管狭窄症などの疾患がない場合はあまり聞きません。

かわさき整体院でできること

神経アプローチ

神経アプローチ

胃もたれなどの内臓の疲れがある方に

頭の付け根(頭蓋骨~第1頚椎、第2頚椎)をやさしく刺激して、交感神経と副交感神経のバランスを整えます。
2つの神経がバランスよく働くことで、内臓の働きや血流が改善され、目に見えにくい身体の負担をへらします。

頭~首から全身を調整→自律神経のバランスを整える→全身の血流や内臓機能が安定

頭~首から全身を調整

自律神経のバランスを整える

全身の血流や内臓機能が安定

②筋肉アプローチ

②筋肉アプローチ

いつも身体が重たい、あるいは夜に寝付けない方に

ストレスなどから交感神経が活発になり、ガチガチにかたまってしまった筋肉をゆっくりとほぐしていきます。

かたまった筋肉をほぐして、身体と心の緊張感をとりのぞき、リラックスした状態を作り出します。

全身の筋肉が興奮状態=交感神経が活発に→体の緊張をとりのぞくための施術→自律神経が整い夜も眠れるように

全身の筋肉が興奮状態
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交感神経が活発に

体の緊張をとりのぞくための施術

自律神経が整い夜も眠れるように

③骨格アプローチ

③骨格アプローチ

気がつけば猫背になってしまう方に

骨盤部分に特殊なブロックを使用して、全身の骨格バランスを調整。脳脊髄液の流れを整えて、自律神経のバランスを本来の状態にちかづけます。

全身の骨格を調整→脳脊髄液の循環をを整える→姿勢が整い身体への負担が少なくなる

全身の骨格を調整

脳脊髄液の循環をを整える

姿勢が整い身体への負担が少なくなる

頚部や肩周囲、腕の筋肉の緊張やコリ、さらに血流を改善することで症状の改善を図ります。

また、対症療法とはちがい、原因となる頚椎などの骨格や筋肉に直接アプローチをすることで
症状が改善した後も、症状を予防
することも可能です。

首や腕、手の痺れでお悩みの方はぜひご相談ください!

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